物件の選び方
入居者の視点
賃貸経営を行う時には物件の選び方が重要です。
選び方には、いろいろな面があります。
その中で、最も基本的なポイントをここでは押さえておきましょう。
(参考サイト:物件の選び方)
まずアパートやマンションの立地条件が大切です。
これは入居者の視点で考えましょう。
駅やバス停が近くにあり、交通の便の良いところに、誰でも住みたいと思うはずです。
それから学校や病院が徒歩圏内にあることも大切です。
特に若い人が住むことを想定しているなら、大学や短大、専門学校の近くが良いでしょう。
手軽に買い物に行けることも需要なポイントです。
スーパーや量販店に近接したエリアの物件が、入居者には好まれるでしょう。
建物の外観も大切です。
華美なものである必要はないですが、
古びていたり、汚れが目立ったら、借り手は尻込みするでしょう。
外観をチェックするときにも、入居者の視点に立つことが大切です。
こんな建物だったら、自分でも住んでみたいと感じる物件を選ぶようにします。
全体的な雰囲気が掴めたら、細かなところを見ていきます。
ゴミ捨て場が荒れていないか、駐車場が狭すぎないか、
メールボックスが完備されているかなど、チェックすべき点は、数多くあります。
最後は、建物の内部です。
間取りや部屋の設備を調べます。
物件の収益性を把握
次は収益性です。
その物件の価値がいくら高くても、そこから利益を得ることができなかったら、
赤字経営になり、せっかく購入した建物を手放すことになってしまいます。
利回りのところでのべたように、表利回りや想定利回りに目を奪われてはいけません。
不動産屋は、物件を紹介するときに、想定利回りや表利回りを使うことがあります。
この2つはあくまで利益の目安なので、
実質利回りを計算して、物件の収益性を把握するようにしましょう。
建物の修理計画も物件を選ぶ時には大切です。
一度物件を購入したら、その建物を何十年も使うことになります。
その間には、傷むところも出てきて、修理を行う必要が出てきます。
その際に、どれぐらい費用がかかるかあらかじめ予想しておきましょう。
修理計画は収益性とも関係があります。
修理計画の目安がついたら、収益率も出すことができます。
中古の物件の場合、劣化したところもあります。
その部分がきちんと修理されているか目を光らせてください。
修理の仕方がずさんだったら、こちらが購入した時に修理するはめになり、
収益率を上げることができません。
最後は将来性です。
その物件の近くに、今後どういう建物や公共施設ができるか調べておきましょう。
大型のショッピングセンターができる予定の土地の近くなら、有望です。
それから、計画道路や区画整理等に敷地が重なる物件は、
保証金が入ったり、税金が安くなるメリットが出てきます。