マンションリフォームマネジャー
リフォーム、リノベーション等が多くなっている現代で魅力ある資格
最近は新築のマンションを購入するのではなく、中古のマンションを購入し、自分たち家族が住みよい空間にするためにリフォーム、リノベーションして暮らすという暮らし方も多くなっています。
中古マンションを購入しフルリフォームするということも多いのですが、その時に理解しておかなければならないことがたくさんあります。
マンション取引やリフォームなどに詳しい方は基礎知識などを持っていますが、一般の方はほとんど理解していません。
マンションリフォームマネジャーはマンションの専有部分について、リフォームを行う場場合、管理組合や施行者と協力し合いながら、居住者が付加価値を高く感じられるリフォームを提案、提供する知識と技能を持っていることを証明する資格です。
マンションリフォームマネジャーは資格条件等がなく、誰でも受験することができ、合格すれば無期限でマンションリフォームマネジャーの資格を活かした仕事ができます。
マンションリフォームマネジャーはどんな仕事をしているの?
マンションをリフォームする場合、一戸建住宅とは違う部分が大きいです。
占有部分をリフォームするという場合には問題があまりないのですが、共用部分のリフォームは基本的にできません。
バルコニー、それに玄関等も実は共用部分となるので、もしも何も知らずいきなりリフォームしてしまったら、管理者や大家さんから原状回復するようにといわれることが多いですし、時に裁判にまで発展することがあります。
マンションのリフォームに関して、またマンションそのものに関係する基本的な法令や、建築等に必要な技術的な留意点などを深く理解している専門家が、マンションリフォームマネジャーです。
国土交通省が定めているマンション標準管理規約では、管理組合が専門的知識を有する人に対し、相談、助言、指導等を求めることができると記載しています。
これについて国土交通省はマンション標準管理規約コメントの中で、管理組合が支援受ける場合、専門的知識を持っているマンションリフォームマネジャー等が考えられるとしています。
つまりこのマンションリフォームマネジャーの資格者は、マンションの管理という面においても、深い専門知識を持っていることが証明され、信頼を寄せる事の出来る資格ということになるのです。
マンションリフォームマネジャーが活躍する場
リフォームをしたいと思うマンションにお住いの顧客に対し、どのようなリフォームを行いたいのか意見を聞いて、そのリフォームが実現できることなのか、実現できないことなのか把握し、出来る事ならその後、計画を立てていきます。
中古マンションを購入しフルリフォームしたいという方も多くなっていますので、どのようにリフォームを行っていくかという計画を行っていく必要があるので、リフォームの会社はもちろん、工務店や建築会社、ビル管理会社、設計事務所、住宅設備機器会社など、幅広い活躍の場があります。