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賃貸不動産経営管理士

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賃貸不動産経営管理士について

賃貸不動産経営管理士とは、民間資格ながらこれから賃貸住宅を管理する不動産業に就こうとする人にとって大変便利な内容となっている資格です。
賃貸不動産経営管理士の資格を主催・運営しているのは賃貸不動産経営管理士協議会という団体であり、これは不動産業界の4団体である全国宅地建物取引業協会連合会と、全日本不動産協会、さらに日本賃貸住宅管理協会、日本住宅建設産業協会によって結成されたものです。

資格ができたのは2007年からと比較的最近ですが、それまで不動産業の中の一つの分野であった賃貸住宅の管理について独自に知識や専門性を追求したという点で画期的なものと言えるでしょう。

賃貸不動産経営管理士の資格試験は設立当初はあらかじめ基本講習を受講し、そののちに修了試験を受けることにより登録ができるという形式でしたが、平成25年より大きく試験内容が変更されています。

現在ではまず最初に全国統一の試験を受験し、そこで合格をした者のみが登録をすることができるようになっています。
受験そのものは特に受験資格はなく誰でも受験をすることはできます。

ですが合格後に登録をするためには一定の登録要件を満たしていなければならず、宅地建物取引主任者の資格を既に所有しているか、もしくは賃貸不動産関連の業務に2年以上(平成24年までの試験では3年以上であったものが改正)従事しているか過去に従事していた者ということになっています。

賃貸管理にめぐるかなり広い範囲

試験は毎年11月の中旬に行われ、年一回の開催となります。
試験会場は全国11ヶ所の主要都市となっており、四肢択一式で全40問から出題されます。
出題範囲となっているのは賃貸管理にめぐるかなり広い範囲からとなっており、不動産管理における権利関係の問題や借り主を募集するとき、管理を実際に行う場合など具体的な場面に応じてジャンルが分けられています。

試験そのものの難易度はそれほぼ難しいものではなく、合格率は80~90%のかなり高い数字になっています。
ただこれは試験そのものが優しいということよりも、資格そのものが他の不動産関連の資格(宅地建物取引主任者、不動産鑑定士など)に比べてまだまだ知名度が低く、また登録をするためには実務経験が必要であることから実際に不動産業に就いて長い人が多く受験をしているからというふうに分析ができます。
今後賃貸契約の管理者という役割がより重要になり資格の知名度が高まった場合には、また資格の内容も大きく変わる可能性があります。