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賃貸経営に失敗する時

失敗

思わぬ失敗

賃貸経営には失敗もあります。
おもな失敗には、物件の選び方の失敗、
金銭的なトラブル、入居者とのトラブルがあります。
失敗が分かったら、すぐに対策を取って、リスクをできるだけ小さくするようにします。

物件を選ぶ時には、慎重に選ぶことが大切ですが、
初めての賃貸経営の場合、思わぬ失敗をすることがあります。
よくある例は、利回りについての判断ミスです。
物件の広告にのっているのは、表面利回りのことがあります。
表面利回りは、購入価格を家賃で割ったものです。
実際にその家賃が入ってくるという100%の保証はありません。
物件を選ぶ時には、実質利回りで選ぶようにしましょう。
はっきりしない時には、不動産屋に聞いてみることです。

物件自体に問題があることもあります。
古い物件の場合、あちらこちらが老朽化しています。
そこがきちんと修理してあれば、問題はないですが、
ずさんな修理なら、自分で修理することになります。
その場合、修理代が高くなったら、自己資金から支払わなければなりません。
中古の物件を購入するときには、建物の傷み具合に、十分に注意を払う必要があります。

魅力的なものにするのも良い方法

金銭的なトラブルによる失敗もあります。
まず考えられるのは、想定したものより、家賃収入が少ないケースです。
急に入居者が減ったり、入居者が思うように集まらないことがあります。
その結果、家賃収入が少なくなり、ローンの返済も苦労するようになります。
こういったことが起こったら、管理会社に頼んで、
入居者を増やしてもらうようにしましょう。
賃貸の広告を複数の雑誌に出す、
インターネットの広告に力を入れるなどの方法があります。
または自己資金を使って、物件をリフォームして、魅力的なものにするのも良い方法です。

入居者とのトラブルが起こることもあります。
簡単なトラブルなら良いのですが、深刻なものが起こり、
賃貸経営が失敗に追い込まれそうになることもあるのです。
集合住宅で、よく起こるのは騒音の問題です。
騒音は主観的なもので、処理が難しいです。
騒音を出して、それを改めない人がいたら、
音量計で騒音を測ってみるのも一つの方法です。
音量計は役所で貸してくれます。
その騒音が、普通の生活音をはるかに超えていたら、法的な処置を取ることも可能です。
家賃の滞納もよくあるトラブルです。
それを解決するためには、管理会社の力を借りましょう。
滞納が3ヶ月以上続く時には、法的な処理を取ることもできます。
滞納を続けて居座る人もいるので、注意が必要です。